いろいろ考察所

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3ヶ月ぐらいでサービス終了してしまったソシャゲ、アイドルコネクトをやってみた話

8月末日 僕はツイッターを眺めていた時、とある広告を見かけた。スクフェスやらデレステの流れを汲んだスマホ音ゲーソシャゲがリリースされたとのことだ。しかもなんか完全にオリジナルな二次元アイドル企画(ラ!とかワキガみたいなヤツ)を立ち上げてる。完全オリジナルってことはキャラデザもシナリオも楽曲もイラストも何もかも1から作られたってことだ、しかもシナリオはラノベ作家さんに依頼してるらしい。ものすごいお金掛かってそう。このソシャゲ戦国時代にそんな奇怪な奇行に走ったゲームの名はアイドルコネクト。

パッと見た感じどうにもダメそうなのに無駄に金が掛かってそうに見えた。だからだろうか、普段ならこの手の広告は見てから2秒でスルーするのだが、なんかDLしてしまった。
そしてざっくりやってみたので感想をまとめてみよう。

まず始める前に公式HPをググってみたところ、サイトにリリース記念の声優さんのボイスメッセージなんてものがあった。すげー、1から作った企画でそんなに余裕がないはずなのに丁寧な作りである。ラジオを1年ぐらいサボってたひなビタにコイツの爪の垢を煎じて飲ませてやりたい。

そしてDLしてからアプリを開くと、「皆さんからのプレゼントです」ってメッセージと共にログボが渡される。
このメッセージで今作の魔法石的なアイテムである思い出のカケラが渡されるのはまだ分かるけどこの文面でコインが渡されるのは如何なものか。仕方ないのでアイドル達が仕事で稼いだお金の一部を回した事務所維持費って事で脳内補完しよう。
ちなみに思い出のカケラについてだが、これの入手手段はログボやイベントの報酬、フルコンボーナスとここまでなら思い出がありそうなタイミングなので普通に納得出来るのだが、魔法石的なアイテムなので当然金で買える。いくら現実でも思い出を作るには多少お金が必要とはいえそれでいいのか…


それで始めてみたワケだが、まず音ゲー部分の作りがはっきり言ってあまりよろしくない。
僕はそんな上手くないけど一応音ゲーマーなので、普通の人よりも遥かに多くの音ゲーに触れてきたし、それでもコレはスマホ音ゲーの中でもあまり良くない方だと思う。

1番の原因は判定にある。いや判定自体はすんごいユルい。ボルテがこの判定だったら15鳥2倍ぐらいになってるんじゃないの?ってぐらいユルい。ちゃんと調べてないから判定のフレームは実はボルテと変わんない可能性もあるけど、まあデレステと同じくらいと思っていただければいい。
問題は縦の判定じゃない。横だ。
このゲームはまあよくあるノーツが降ってきたタイミングでタッチするヤツなんだが、降ってきた場所に対応する部分と言うか、降ってきたノーツをタッチして押したってなる部分が異様に狭い気がする。要するに弐寺ポップンなんかでボタンとボタンの間を叩いちゃうアレが多発するのである。しかもタッチパネル式の音ゲーでだ。
コレのせいで譜面自体は対した事ないのにコンボがブチブチ切れる。
他の音ゲーだとこうならないために、例えばタッチパネル式音ゲーのパイオニアであるリフレクなんかは、画面が7つのエリアに区切られており、タッチした位置とノーツの位置が多少ずれてでもノーツが降ってきたエリアにタッチできてればつながるみたいな仕様だった気がする(だからcode1が全押しで繋がる)
アイコネもこんな感じの工夫をして欲しかったところである。

あとは欲を言えばデレステのLEGNEみたいなインパクトがすごい譜面を初期曲のどれかに付けとけば話題になった気もする。けど初期曲からあんなインパクトのある譜面を出す変態音ゲースマホゲー界のみならずAC音ゲーでも滅多に見ない。あのチュウニですら初期曲は割と無難な譜面だし。まあでももうちょい譜面は考えて欲しかったなーと。
まあでもこの辺を改善してもユーザー数の維持には役立ちそうだけど課金には繋がらなさそうだし、この辺には目を瞑ろう。

そして光るところもある。
まずストーリーが素晴らしい。
ラノベ作家さんに依頼して書いてもらっただけあって「これタダで読んでていいのか?」って個人的に思ったレベルである。
このゲームはストーリーを読んでもデレステスクフェスみたいに石貰えたり曲が解禁されるワケではないのだが、それでも読む価値がある。
僕は基本的にソシャゲのストーリーは読み飛ばすものだと思っているが、このストーリーは読むためのもの、いや読ませていただくためのものだと思っている。と言うかこれまで見たソシャゲのストーリーの中で1番好きとまで言い切れる。ソシャゲに限らないゲームのシナリオの中でも五本の指に入るんじゃなかろうか、まあそれは僕がストーリー重視のゲームをそんなにやってないからでもあるのだが、まあつべこべ言わず読め。

ストーリーの種類は3人一組のユニットのメンバーで話が進むメインシナリオとそれぞれのキャラクター単体についてのキャラシナリオ、あとイベントシナリオがある。
メインシナリオは日常をきゃっきゃと送りながらさらっとトップアイドルへ登りつめていく話かと思いきや(章の前半はこんな感じ)、結構シリアスな展開にも突入する。でもアイドル達がそのシリアスに立ち向かい、克服して成長していく様は読んでてとても気持ちがいい。
特にガネパ三章はすごい、語彙力がダメになるくらいすごい。前々からウワサは聞いていたのだがいざ自分の目で見てみると事前に建ててたハードルをやすやすと超えていった。声優さん迫真の演技もあって(特に留奈役の人がすごい)読んでる最中の没入感と1話終わるごとに湧き上がる「続きはどうなるんだ?早く見たい!」って感情は完全に名作のそれ。読み終えたあと、このアプリに出会えてよかったと心から思った。お願いだからみんな読んで欲しい
全体的にまるでよくできたラノベを読んでる感じ、と言うより、「起伏がある物語」を取り扱ってるラノベでこれのストーリーぐらいの水準に達しているものは今どれだけ市場に出回ってるだろうか?変なところで張り合うのもアレだが、とにかく、しっかりした人を使ってるおかげですごく良いものに出来上がったってことである。

次にキャラシナリオだが、まずはこのキャラシナリオ選択画面を見ていただきたい

タイトルだけですごい求心力である。
中身も単純に読んでて幸せになれる。
チームシナリオと違ってだいたい日常系の話だが、キャラの細かい掘り下げに大きく貢献しており、読めば読むほどにアイコネの世界に引き込まれる。まさに沼である。

まあ主人公であるプロデューサーとアイドル達の距離がなんだか妙に近くてそれはアイドルのプロデューサーとしてどうなんだ!って思う場面やアイドルがプロデューサーに対して好感度が高すぎると思う場面も多々あるが、まあラノベのノリだと思ってかるーく流そう。
そんなストーリーを彩るキャラ達はみんな個性的で尊い。
ちょっとゴテゴテに属性を盛ってる気もするが、物語を作る上でキャラに無理矢理でも個性を置くことは大事なことである。特にラノベとかにおいては。
こちらの泉水つかさちゃんなんか、こんな人畜無害な見た目で世間知らずのお嬢様ゲーマー無邪気おっぱいとてんこ盛りである。
まあかわいいからそれでいいんだよ。
ちなみに僕は千乃ちゃんを推してたんだけど、これはひなビタにおけるめう推しみたいな、誰もが通る道な気がする。みんなでくたくたしよう。

それに最初は属性盛り付けただけのように感じられるキャラ達も、キャラストーリーやらを読み込むごとにドンドンそのキャラの魅力が掘り下げられ、彼女達のことがわかってくると彼女達は世界にまたとないオンリーワンな存在であることが徐々に分かってくる。人付き合いの基本ですな。


あとサブキャラもやたら充実してる。
事務員のまひろさんとか言う名前と立ち位置だけで某緑の悪魔を思い出させるキャラとか、ちなみにこっちのまひろさんは作中事あるごとにプロデューサーから天使扱いされる。確かにコイツに課金を催促されたことはないが…
他にもトレーナーのキャラクターが3人も居たり、それぞれにCVがついてたりと妙なところで作りが丁寧(そのお金でもっと大御所に曲を発注すれば良かったとか言わない)ボイスレッスントレーナーのあやせさんかわいいよあやせさん。

あと曲も幾つか好きなのができた。
個人的にはSTAGEや恋スル私←New!、Strawberry girlが気に入った。こうして今ブログの文章を書いてる間も脳内でSTAGEのループ再生が止まらないくらい好き。
まあでも音ゲーに向いてるか?って言うと別の話。だいたいの曲は世間一般では中速〜低速、つまり音ゲーマーにとってはだいたい低速曲に感じられる曲である。
まあこうなると譜面の難易度を上げるのは難しいワケで…音数も少ないし…いや僕は低速曲譜面好きだけどね。物理ボタンなら。
でもこれは別にアイコネに限った話では無いよなあ…アイドル音ゲーを新しく作る会社は意外とこの辺が分かってないんじゃないのかしら。
あと曲の追加ペースが遅い。リリースされたのが8/16で、9/30にやっと新曲を1曲追加している。ちなみにこの間にボルテは新曲を15曲(ブラスター入れると20曲)追加している。まあ楽曲公募制かつAC音ゲー界でも異常なペースで曲を追加してるボルテと比べるのもアレだけど。

あとこの手のゲームではライブ終わったあとレア度Nのカードがワラワラ湧いてきてボックスや受け取りボックスをどんどん圧迫していくのだが、アイコネの場合は経験値とコイン以外は手に入らない。
この仕様自体はいいと思うのだが、じゃあどうやってキャラのレベルを上げるのかというとひたすらコインで引けるガチャを回してエサとなるNカードを確保し、食わせまくるのである。
正直かったるいのでトレチケ的なのが欲しかったし、それも実装してれば、育成周りとボックス周りは他のアイドルソシャゲーとは一線を画す快適さになってたと思われる。

あとこの手のゲームに付き物のイベントについてだが、基本的には普通にライブしてポイントを集めようみたいなシステム。課題曲とか新曲とかはない。
まあでもスクフェスでことりちゃん3枚取り狙った時は何回もぶる〜べりぃ とれいんを聞かされて脳がヤラレちゃうんじゃないか(本望)って思いをしたこともあり、またデレステの変なイベントみたいにやる曲をランダムで決められてフルコンランプが付かないよりはマシな気がする。
それにイベントにもストーリーはくっついてる。イベントストーリーもすごくよくできてる。むしろイベントストーリーのためにイベントを走ったまである。こないだのイベントのつかさちゃんかわいかったな〜〜。
しかしイベントは妙に過疎ってる。イベントポイントを1万点集めるとイベントの報酬カードが1枚もらえるんだけど、その分ポイントを集めるだけで2枚取り圏内にランクインしてた。ストーリーはいいんだからみんなもっと走ろうぜ。

しかし、イベントを走ることは2度とできない。
11月7日、アイドルコネクトのサービス終了が決定された。

僕はサービス終了のお知らせを見た時、まずひとしきり笑って、そして胸に様々な思いがこみ上げてきた。

もう2度と彼女達に会えない、声を聞くこともできない。もはやこれは彼女達に訪れた”死”である。

こう考えた時、僕は彼女達から離れ難い、離れたくない、もう2度と会えないなんてイヤだ。どうやら僕はアイコネに思ってた以上に夢中になっていたらしい。

これはまるで、病弱な彼女と覚悟して付き合ったらある日彼女が倒れて「余命一ヶ月です。」と言われたようなもの。

僕はもう彼女達をアスタリスクライブに連れて行くことはできない…

シナリオの中でアイドル達が言ってた、「もっともっとアイドルをやってみたい」と。

しかしそれは叶わぬ夢、運命とも形容できる現実。

アイコネでコミケのスペースを取った同人作家さんがいた。その人もアイコネに夢中になっていた。でも…冬コミよりも先にアプリのサービスが終了してしまった。

この体の奥に重くのしかかる何か。目の奥からこみ上げてくる何か。

もう、2度と、会えないのだ。

大切な人との別れって、人生のもっと後で経験すると思ってた。

2次元には老いも死もないから絶対に裏切らないと思ってた。

ところが、現代の2次元には”死”が存在するのだ。

僕は2次元にいる大切な人との別れを経験した珍しい人なんだろう。

でも、そんなことどうでもいい。
もっと彼女達と同じ時を…

海外には有名なクソゲーレビュアーのAVGNことジェームズ・ロルフって人がいる。
この人は壁一面にクソゲーのコレクションを飾っている。
このゲームはゲーム性だけ見たらクソゲーなのかもしれない。でも昔のカセットのクソゲーと違ってこれはコレクションにしておく事もできない。
現代のクソゲーは、消えて無くなってしまうのである。




いろいろと思いの丈を吐き出してきたが、もうこの辺にしておこう。

とにかくついにサービス終了が決まってしまい、毎日10連ガチャ1回分の石が配られるなどある意味お祭り状態だ。
でもふと頭にもう2度と会えないことがよぎるとホントにツライですね。
んで結論としては、パッと見てダメそうなスマホゲーでも光るところがある。そしてやり始めるとなんやかんやで愛着が湧き、離れがたくなる。
そして安泰なスマホゲーに比べて割とすぐにサービス終了してしまうので喪失感がヤバイってことです。
要するにダメそうなスマホゲーに手を出すと時間をムダにするか2次元にあるはずのない別れの時を経験することになるので、やめといたほうがいい、ってこと。

それでは最後にこの言葉でやたらと長くなってしまったこの記事を締めたいと思う。

世界がこの短い輝きを忘れたとしても、僕は絶対に忘れない。アイドルコネクトは僕の中に永遠に残り続けるだろう。













【追記、訂正】
てっきりこの記事は身内だけに留まるものだと思ってましたが、予想外に反響があったようで嬉しいやらでも話題になってもアイコネが生き返るわけではないやで複雑な心境です。
それで、身内だけに留まるものだと思ってたので幾つか文中の指摘を受けたので訂正させて頂きたいと思います。

「ラジオを1年ぐらいサボってたひなビタにコイツの爪の垢を煎じて飲ませてやりたい。」と文中に記載しましたが、どうやらそれはドラマCDでの活動にシフトしたからだそうです。物をよく知らないのに罵倒してしまい申し訳ございませんでした。

「例えばタッチパネル式音ゲーのパイオニアであるリフレク」と記載しましたが、リフレクの前にDJMAX TECHNIKAと言うタッチパネルを採用した音ゲーが稼働していたそうです。無知ゆえに間違いを書いてしまい申し訳ございません。というかカッコつけずに「タッチパネル式の音ゲーの1つである」みたいに書いておけば誰も傷つかなかったんや。

まだまだ文中に粗があるかも知れませんが、どうぞよろしくお願い致します。

【さらに追記、ついにアイコネがサービス終了してしまったことについて】

本日11月30日15時頃、とうとうアイドルコネクトがサービス終了してしまった。
試しにアプリを起動しても下の画像にある画面が映るのみである。

一応タイトル画面でアイドル達が「アイドルコネクト、アスタリスクライブ!」とタイトルコールしてるのを聞くことはできるが、もうアイドル達に会いに行くことができなくなってしまった。

さて、悲しみの言葉は上に散々書いておいたの
でそれはひとまず飲み込んでおくとして、それ以外でいろいろと書いておこう。あとこっからは多分気持ち悪い信者みたいなことしか言わないかもしれないので注意。


まず振り返って思うのが、アイコネをやっていくうちにアイドルコネクトに出てくる9人のアイドル達全員のことが自分の中で好きになってしまっていたことだ。

普通この手の複数人の女の子が出てくる企画では、「あーこいつのグッズかあ…スルーでいいや」みたいになるヤツが1人か2人は必ず出てくるのだが、アイコネはいつの間にか全員に対して尊く感じてしまうようになっていた。

特に、アイドル物の企画だと、タイトルとかでセンターを飾るリーダー格の子がなぜか個人的にしっくり来ない傾向にあるのだが、アイコネにおけるタイトルでセンターを飾る枠の空子なんか推せる要素しかないよほんと。今も脳内でシナリオ中の空子のたくさんの言葉が脳内を…

なんかただの優柔不断がテキトーなこと言ってるだけにも見えるが、オタクがよくやるキャラの魅力をつぶさに語るアレをやる文章力や経験がないだけであって、全員が全員違う魅力があって全員好きになってしまっていたということに嘘偽りはないことをここに誓いたい。


そして未実装曲やらを収録したアイコネの新しいCDの発売が決定された。
これの告知ツイートをツイッターで見たときリアルに「やったあああああああ!!!」って声が出た。
正直前々から告知はされていたが、CDが本当に出るかも怪しかったのだが、とりあえず公式からの告知とジャケのサンプル画像が上がったのでまだ希望は失われてないというか、そんな感じの気分になった。

まずこのアルバムだが、タイトルがすごい。

『キミが一度笑うなら、千回わたしは歌うんだ。』

というのがこのアルバムのタイトルなのだが。うん、ブログでこの感想は禁句だと思うのだが、言葉は要らない。

とりあえず僕の携帯のプレイリストを漁ってCDのタイトル達を見比べてみたのだが、ここまでのタイトルは他に見当たらなかった(と言ってもそもそも僕は変な同人音楽とかアニソンとかオトンから布教された昔のアメリカのロックバンドとかしか聞かないからプレイリストにはスカした英語のタイトルしか並んでなかったのだが)

そして公式ツイッターから拝借したアルバムのジャケットのサンプルがこれ

昨日まで毎日のように見ていた空子の真っ直ぐな眩しい笑顔、そして抱えられたたくさんの思い出が詰まったアルバム…素晴らしいけど、もっと遠い未来で出会いたかった。

とにかくしばらくはアイコネなしの人生でも道を照らす光ができた。いつか購入した際には感想をまたブログにでも書きたいですね。


そして今日何度もツイッターで「アイコネ」って検索をかけていたのだが、そこにはとてもサービス終了するソシャゲのものとは思えないほどのたくさんの、そして愛に溢れたツイートがあった。

アイコネ終了を悲しむ人、お疲れさまと言う人、「さーて今日もアイコネやるぞ!」と何か錯乱してる人、キャラへの思いを熱く語る人、お別れのイラストを描く人、声優さんからの温かいメッセージ…

どれもコンテンツにしっかり入り込んでないと成しえない反応である。詳しくはツイッターで検索をかけてもらいたい。
ちなみに他のソシャゲと比較するのもアレだが、検索をかけるならついでに同じく今日サービス終了したタワーライジングも検索にかけてみるとアイコネのある意味で異常なとこがよくわかる。


そして実際にサービス終了してロード画面のまま進まないアイコネを見て思ったことがある。
まるで退場したあとのまだ賑やかな遊園地をエントランスから眺めているというか、ロード画面の向こう側ではアイドル達がやんやと日常を送っていて、僕はそれを声も聞こえず姿が見えないほど遠くから眺めているというか、そんな感覚に襲われた。

その時に初めて気が付いたのだ。上で「これは彼女達に訪れた死である」とか書いといて何だけど、彼女達はまだロード画面の向こう側で確かに生きているのだと。

正直サービス終了するまでは、ブコメで「筆者がアイコネを忘れない限りアイコネは死なない、2次創作だ!」というコメントを頂いたのだが、申し訳ないことに「僕は死人である織田信長を覚えていて、質はともかくその気になれば織田信長を題材にした何かを書けるんだけど、それと同じじゃん!」と思っていた。

でもサービス終了を迎えて初めてわかった。彼女達は死んではいないのだ。新しいCDも出る予定だし、アイコネが無くなったわけではないのだ。

僕はなんて愚かだったのだろう。でも大切なことに気がつけてよかった。2次創作かあ…出来るとしたら普段から読んでるSSくらいしかできなさそうだし、前一回ラ!のSSを「SUPERSTAR満がもしラ!の世界に転生したら」みたいな終わってる設定で書こうとしたけど下書き段階で風呂敷を広げる段階で挫折したことが…んーでもひかりのキャラシナリオの「今日から秘書」の続きとかなんか書けそうな感じもしなくも…いやでもやはりアイコネに汚物は塗りたくりたくないのと普通にこれからしばらく忙しくなるのとで…

どうでもいい黒歴史を晒してないでとっととまとめに入ろう。


まず、サービス終了が悲し過ぎて結構精神的に来てるのだが、これだけは胸を張って言える。
人生の中でアイドルコネクトに出会えてよかった、と。

そしてアイコネに出会ってからの3ヶ月間、とても楽しかった、と。

最後に、アイドルコネクトの制作、開発に関わっていた全ての方々。このような素晴らしい作品を世に出してくれてありがとうございます。

明日からも地球は回るし時間は進むし世界は動く。強く生きていこう。


【さらにさらに追記】
いろいろあってアイコネ復活しました。
もうこれ以上書き足すのもアレなのでコレを見てください

http://tekkukun323.hatenablog.com/entry/2016/12/21/195027


【おまけ、アイコネシナリオ名言集】
アイコネのやたらとクオリティの高いシナリオの個人的な名場面をドンドコ貼っていこうと思う。
こう名場面を次々スクショしてたら最近カメラロールがアイコネのスクショで埋め尽くされてしまった。
それではいってみよー!


周りに働き過ぎて心配な人がいる時に使えそう


ノー勉で試験に挑む時とか、新しい仕事をやってみる時とか、連動でやったこと無い音ゲーを触る時とかに使えそう

音ゲーマーってこんな感じ


これまでずっとパセリを使ってたけど諸事情で初めて100円玉を使う時に使えそう


らしいです



ん?今何でも(ry


壁ドンとかしてもらいたい時に使おう


凡庸性高い


家からベットを持って行きたい時に使おう


自分の中で何かを変えた時とか、自分の本当のことを伝える時に使おう


自分の好きな分野について無限に語るオタクあるある


焼肉食べ放題に来た時とかに使おう


こっちくんな


死人が出そうな時に使おう


かわいい


ゆるふわが過ぎる時に使おう


プリパラのプリズムガヤを彷彿とさせる何か


今月のお小遣いを全部使った時に使おう


褒めて欲しい時に使おう


恋愛した時とかに使えそう


草生えた時に使えそう


何を言ってるんだ…


別にそうでもないです(ぼっち並感)


名言製造機留奈さん


ガチでシリアスな話になるとこんな感じに、仔細は君の目で!…見れるのかな…残り時間的に…


サービス終了が決まった後にこう言うのを見ると本当につらい。これは叶わぬ夢…



その他、謎のシーン